FIREに向けて

40代独身がFIRE後の移住先を考える(関東圏大都市編)

2022年8月17日

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生活費の中でも大きな割合を占める住宅費。人生の3大資金とも言われる住宅費をおさえることができればFIREはぐっと近づいてくるはずである。今回は東京都を除く関東圏内で、地方都市と同じぐらいの暮らしができないかを考察する。

FIRE後に独身もしくは夫婦2人暮らしにおすすめの関東圏の国内移住先を考察する

今回の結論

・都内へのアクセスと家賃のバランスはさいたま市が最有力、次点で船橋市となる。
・家賃を優先するのであれば千葉市もあり。


ただし、地方都市ほど家賃は安く収まらず、月+2~4万円ほどはかかってしまう。

1.関東圏内の移住候補都市について

住みやすい街ランキング、家賃が安い街ランキングなど、そういったものからの考察ではなく、独身40代の私が考える視点からの移住先として、

家賃さえ安ければそれで良し!

ではなく、それなりの暮らしをしたいということで、地方都市を検討した時と同じような以下条件(家賃1万Up)で候補都市を考察しています。

・生活するうえで便利(買い物、飲食)で、人口50万人以上の都市
・一人暮らしを前提とした1LDKか2LDKの築浅マンションがそれなりにヒットする
・家賃が9万円以内に収まる
・直近5年間で人口増加している、65歳以下の割合が全国平均を上回る

2.移住先候補都市について

まずは”直近5年間で人口増加している、65歳以下の割合が全国平均を上回る”という条件に合致するのは、以下の都市になります。
なお、人口推移や年齢別人口構成比については、e-Statの統計データを参考にして移住先の候補を選定しています。

<人口100万人以上の候補都市>
・横浜市
・川崎市
・さいたま市

<人口50万人以上の候補都市>
・千葉市
・相模原市
・船橋市
・川口市
・宇都宮市

50万人以上の都市となると、関東圏に生活していない人でも聞いたことのある市が出てきますね。その分、家賃などは高そうです。。。

3.候補から移住先を考察

人口50万人規模の都市であれば、多少中心地を外しても生活に困るようなことはないはずなので、以下条件で少々広めに物件をリサーチしてみる。

築10年以内、1LDK/2LDK、35㎡以上、家賃上限90,000円

結果としては以下の通りで、やはり関東圏の大規模都市は家賃が高いことがよくわかります。

横浜市川崎市さいたま市千葉市相模原市船橋市川口市宇都宮市
×××

×評価となった横浜市、川崎市、川口市について
横浜市と川崎市の中心地は家賃9万円ではヒットせず、中心地を外しても家賃10万円は必要になりそうです。ただし、大規模都市ということで物件は非常に多いので、家賃多少高くてもという方、もしくは、引っ越しシーズンでお得な物件が見つかる可能性で選ぶというのはありそうです。
川口市も同じく中心地は家賃9万円ではヒットせず、さらに物件がそもそも少な目ということで、かなり厳しい感じでした。

△評価となったさいたま市、相模原市、船橋市について
さいたま市の中心となる浦和駅は家賃9万円は厳しく、大宮駅であれば何とかというレベルです。同じように、船橋市も中心地は家賃9万円では厳しく、少し外せば何とかというレベル。どちらも市の中心部を含めて物件数自体はかなり多いものの、やはり家賃は高めの設定です。
一方で、相模原市は中心と思われる相模原駅や橋本駅の物件自体が少ないため、選択肢が非常に狭い印象です。相模大野駅のほうはそこそこ物件がヒットするので、こちらを候補としたほうが良さそうであるが、やはり物件は少な目です。

〇評価の千葉市、◎評価の宇都宮市について
千葉市、宇都宮市はともに物件数は多く、中心地でも家賃9万円で十分ヒットします。
千葉市は家賃8万円まで下げると中心地は厳しいため郊外で探す形になりますが、宇都宮市は家賃8万円でも中心地の物件がヒットするので、宇都宮市のほうがコストパフォーマンスが良いです。

次に交通の便を考えてみる。ただし、×評価の都市は家賃から厳しいため対象外とする。

都内へのアクセスを考えると、さいたま市と船橋市が30分程度で都内へアクセスできるので強いです。また、公共交通機関も発達しており、車なしでの生活も十分できるのは大きなメリットとなります。

次いで、相模原市と千葉市となりますが、こちらは東京の西側、東側どちらにアクセスするかで時間が変わってきますが、1時間で概ねどこでもアクセスできるので、関東圏内に住むメリットをいかせていると考えます。ただし、相模原市は中心地がばらけている印象で生活するには車がないと不便な印象です。

宇都宮市については、都内アクセスまで2時間かかってしまうため、関東圏内に住むメリットが薄れてしまうのではないかと思われます。新幹線という手もあるので一概には言えませんが、そうであれば地方都市への移住という選択で良いのではないかと思います。

地方都市の移住考察にご興味があれば、こちらも読んでいただければと思います。

<今回の結論>

今回の結論は以下の通りです。

・都内へのアクセスと家賃のバランスはさいたま市が最有力、次点で船橋市となる。
・家賃を優先するのであれば千葉市もあり。

ただし、地方都市ほど家賃は安く収まらず、月+2~4万円ほどはかかってしまう。

物件数や家賃は宇都宮市が抜けていたものの、関東圏内に住むメリットは都内へのアクセスであるということで、移住先の優先度としては低いと思われます。

さいたま市は大宮駅周辺であれば、家賃9万円である程度物件が選べ、都内アクセスも良いということで、今回調べた中では一番バランスが取れていました。船橋市も同じくバランスが取れていますが、家賃9万円では少し中心地を外さないと難しいため、2番手となりました。

都内アクセスよりも家賃優先ということであれば、千葉市がもっともコストパフォーマンスが良かったです。個人的には、海沿いに住みたいので千葉市が最有力候補だったりします。

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