FIREに向けて

40代独身がFIRE後の移住先を考える(30~50万人の地方都市編)

2022年8月1日

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生活費の中でも大きな割合を占める住宅費。人生の3大資金とも言われる住宅費をおさえることができればFIREはぐっと近づいてくるはずである。今回は人口規模30万~50万人規模の地方都市であれば、より住宅費を抑えつつ、そこそこの暮らしができる可能性を探る。

独身、夫婦2人暮らしにおすすめの地方都市の国内移住先を考察する

今回の結論

・宮崎市は家賃を抑える移住先候補としては、札幌市、熊本市と並んで優秀。空港が近いことも◎
・愛知県内は名古屋市内の中心部を外せば、移住先候補としては福岡市に並ぶのではないか

1.50万人以上の規模の移住候補地方都市について

家賃さえ安ければそれで良し!ではなく、それなりの暮らしをしたいということで、

・生活するうえで便利(買い物、飲食)で、ある程度の規模がある都市
・一人暮らしを前提とした1LDKか2LDKの築浅マンションがそれなりにヒットする
・家賃が8万円以内に収まる
・人口減少がひどくない、65歳以下の割合が高め

これらを考慮した結果は以下の通りです。

独身のFIRE後移住先としては、バランスの取れた福岡市が最有力候補。
家賃を下げるなら札幌市、熊本市も検討。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

ある程度、規模のある都市の中心部でないと1LDKか2LDKの築浅マンションがヒットしないであろうということから50万人以上の都市を調べてみたが、30~50万人規模でも人口増加しているところであれば、結構あるのでは?ということで、今回は30~50万人規模の都市を調べる。

2.30~50万人の地方都市移住先の候補について

住みやすい街ランキング、家賃が安い街ランキングなど、そういったものからの考察ではなく、独身40代の私が考える視点からの移住先です。

家賃さえ安ければそれで良し!ではなく、それなりの暮らしをしたいというのは同じ観点であるが、50万人以上の地方都市よりも少し条件を厳しくしてみる。具体的には以下の通り。

・生活するうえで便利(買い物、飲食)で、ある程度の規模がある都市
・一人暮らしを前提とした1LDKか2LDKの築浅マンションがそれなりにヒットする
・家賃が7万円以内に収まる
・直近5年間で人口減少していない、65歳以下の割合が高め

まず、単純な条件として、”直近5年間で人口減少していない、65歳以下の割合が高め”ということで、以下の都市が候補となります。なお、人口推移や年齢別人口構成比については、e-Statの統計データを参考にして移住先の候補を選定しています。

・愛知県岡崎市
・愛知県春日井市
・滋賀県大津市
・兵庫県尼崎市
・兵庫県明石市
・宮崎県宮崎市

尼崎市のみ、全国平均からすると65歳以下の割合が若干低い(1%程度)が上記都市の中で規模も一番大きいため今回は候補としている。

3.30~50万人の地方都市候補から移住先を考察

残念ながら候補の都市には行ったことがないため、生活するうえでどうか?という具体的なイメージがつかめていないが、30万人以上の都市であれば、市の中心部は生活するうえで困ることはないという前提で、市の中心部で生活することを前提に検討していく。

まずは、家賃相場だが、築10年以内、1LDK/2LDK、35㎡以上という条件で地図検索してみた結果は以下の通り。

岡崎市春日井市大津市尼崎市明石市宮崎市
×

物件数としては、尼崎市、宮崎市は非常にたくさんヒットする。次いで大津市といった具合。岡崎市、春日井市、明石市は物件自体が少ない。

そして、家賃上限を7万円まで下げると尼崎市ではほぼ物件がなくなってしまう。大津市、明石市も同じくかなり厳しい。家賃上限を8万円まで上げるとヒットする物件が出てくるため、最低でも8万円はかかると考えたほうが良い。

次に、岡崎市、春日井市であるが、どちらも家賃7万円である程度物件がヒットする。ただし、6万円まで下げてしまうと物件がヒットしないため、最低7万円は必要であり、中心部からは少し離れないと難しい。そして、春日井市については、お隣の名古屋市のほうが物件が多いこともあり、7万円の家賃を出せば名古屋市でも物件が出てくるので、無理に春日井市にこだわらなくてよいと考えられる。

最後に宮崎市であるが、家賃7万円であればかなり好条件な物件がヒットする。家賃6万円でも多数の物件がヒットするため、家賃を抑えるのであれば、この中では宮崎市が一歩抜きんでていることがわかる。

次に交通の便を考慮する。
ただし、こちらの記事から札幌市、熊本市は家賃6万円でも十分であることから、大津市、尼崎市、明石市はこの時点で除外。

岡崎市と春日井市については、関東圏に出るためには名古屋から新幹線ということになるわけだが、それであれば、もはや名古屋市内に住むほうが良いと思われる。1LDK,2LDKの築浅マンションという条件であれば、名古屋市内は物件も多く中心部を外せば、岡崎市、春日井市の中心部と家賃がそれほど変わらずという感じである。

次に宮崎市であるが、宮崎駅から宮崎空港まで電車で10分程度ということで空港が近いのは便利である。宮崎空港から羽田空港へは1~2時間に1本、伊丹空港、福岡空港へは2時間に1本程度フライトがあるので、十分ではないかと思われる。その他、本数は少ないが、中部、那覇空港もフライトがある。ただし、新幹線が通っていないため、基本は飛行機での移動になるのはネックである。

<結論>

結論は以下の通りです。

・宮崎市は家賃を抑える移住先候補としては、札幌市、熊本市と並んで優秀。空港が近いことも◎
・愛知県内は名古屋市内の中心部を外せば、移住先候補としては福岡市に並ぶのではないか

宮崎市への移住は十分検討の余地ありかと思われます。札幌市や熊本市は中心部から空港が遠いというネックがありましたが、宮崎市は空港が近いため、飛行機で旅行が好きな方、関東圏内に出ることが多い方であれば、宮崎市のほうが良いのではないかと考えます。新幹線通っていない&計画もないのは、ちょっとあれですが。。。

また、名古屋市内は意外と家賃が安いのは驚きました。やはり1LDKや2LDKなどの、独身もしくは夫婦2人を対象とした物件はホームタウンのような場所には数が少ないため、実は、名古屋や大阪の中心部を若干外して探すのが一番なのかもしれないと感じます。

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