投資と節約について

貯蓄額はぶっちゃけどのぐらい? ~20代、30代、40代、50代の平均と中央値の最新データ~

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周りの人と比べて自分の貯金や資産が多いのか、少ないのか?毎月貯金してるけど、みんなどのぐらい貯金しているのか?

お金の話はあまりぶっちゃけて聞くことが出来ませんよね。

そこで「金融広報中央委員会」の調査から、20代、30代、40代、50代の世代別の貯蓄額や収入に対する貯金の割合など、みんなの平均と自分を比較してみましょう!

収入やライフスタイルが違いますので、平均はこのぐらいなんだな、ぐらいの気持ちでご覧ください。

独身も家族もひっくるめた全世帯の

・金融資産の保有状況
・平均貯蓄額と中央値
・平均貯金額

を20代から50代まで世代別に見ていきましょう。

金融資産の保有割合

金融資産の各世代の保有割合は以下の通りです。

2023年調査_全世帯の世代別金融資産保有割合2
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

20代は学生もいますし、給料も低いですし、若い頃はお金を使うところも多いので、金融資産保有割合が低いのは想定通りです。

30代、40代、50代のいずれも3割近くの人が金融資産を持っていないのは少々驚きの結果です。

なお、ここでの金融資産というのは、以下の設定になっています。

本調査では「金融資産」について、『定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または 将来に備えて蓄えている部分とする。ただし、商・工業や農・林・漁業等の事業のために保有している 金融資産や、土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金、預貯金で日常的な出し入れ・引落しに備えてい る部分は除く』と調査票に表記している。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

金融リテラシーが低いことが原因なのか、金融資産を持てないぐらい生活がひっ迫しているのか、、、いずれにせよ、結構厳しい感じがします。

世代別の貯蓄額の平均と中央値

全世帯の貯蓄額の平均と中央値を見てみましょう。単位は万円となっています。

2023年調査_全世帯の世代別貯蓄平均と中央値
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

平均と中央値で非常に大きな差があります。一般的に中央値のほうが感覚が近いと言われておりますが、みなさんの感覚はいかがでしょうか。

これだけ平均と中央値に大きな差があるということは、結構な格差社会になっているのでしょうか。。。

それにしても、50代の中央値が200万円と40代からあまり伸びていないのは、老後資金が必要になってくることを考えると少々心配になります。

定年がどんどん伸びているので、一生働き続ける前提でしょうか・・・。

世代別の平均貯金額

年代別の平均貯金額を見てみましょう。こちらも単位は万円です。

2023年調査_全世帯の世代別平均貯金額と貯蓄額
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

年齢とともに預貯金の割合が増やして、リスクを落としていくイメージでしたが預貯金以外の金融資産が増えています。

金融リテラシーのかけらもなかった管理人としては、40歳になるまで投資や資産運用をせずに預貯金100%でしたので、今の20代、30代が資産の半分近くが金融資産であることは、大変うらやましく思います。

みなさんの金融資産の割合はどの程度でしょうか?

管理人は70%が金融資産で、しかも、ほぼ米国株式の指数(S&P500とNASDAQ100)です!

続いて、独身貴族と呼ばれる単身世帯の

・金融資産の保有状況
・平均貯蓄額と中央値
・平均貯金額

を世代別に見てましょう。

金融資産の保有割合

単身世帯で金融資産を保有している割合は以下の通りです。

2023年調査_単身世帯の世代別金融資産保有割合
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

年齢が上がると金融資産の保有率が上がっていくと思っていたのに、まさかの30代が最大で、40代、50代の4割近くが金融資産を保有していないという驚きの結果になっています。

円安、インフレが進行している現状からすると現金は非常に厳しくなっているため、非常に心配な結果になっている印象です。

管理人もそうでしたが、40代、50代は金融リテラシーが低いのか・・・。

世代別の貯蓄額の平均と中央値

そして、衝撃の単身世帯の貯蓄額の平均と中央値です。単位は万円です。

2023年調査_単身世帯の世代別貯蓄平均と中央値
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

40代の中央値が47万円、50代の中央値が80万円と衝撃の結果です。独身貴族とは・・・?

金融資産を保有しているかどうか?が大きく影響していることが推察されます。独身のみなさま、金融資産持ってますか?

50代の貯蓄額の平均が1391万円に対して中央値が80万円と、単身世帯の50代の格差がすごいことになっています。

世代別の平均貯金額

単身世帯の平均貯金額は以下の通りで、単位は万円です。

2023年調査_単身世帯の世代別平均貯金額と貯蓄額
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

単身者はリスクが取りやすいはずが、40代まで預貯金の比率が5割近い状態になっています。

それにしても、40代より30代のほうが貯蓄額も預貯金の平均が多いのは、なんとも悲しい気持ちになります・・・。

40代単身世帯の管理人は2024年4月時点では預貯金30%ですが、2024年末には預貯金が5~10%になる予定です!

最後に、2人以上の世帯の

・金融資産の保有状況
・平均貯蓄額と中央値
・平均貯金額

を世代別に見てましょう。

金融資産の保有割合

2人以上の世帯で金融資産を保有している世代別の割合は以下の通りです。

2023年調査_2人以上世帯の世代別金融資産保有割合
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

やはり単身世帯よりも家族がいると、将来のことを考えてファイナンシャルプランを立てるようになるのか、20代でも結構な割合で金融資産を保有しています。ダブルインカムが当たり前になっていることも影響していそうです。

ただ、30代、40代、50代で金融資産を保有している割合があまり増えていかないのは、金融リテラシーの問題なのか、稼ぎの問題なのか。。。

2024年はNISA制度が変更になり大きな話題となったため、もう少し増えるのではないかと期待していますが、果たして。

世代別の貯蓄額の平均と中央値

2人以上の世帯の貯蓄額の平均と中央値です。単位は万円です。

2023年調査_2人以上世帯の世代別貯蓄平均と中央値
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

単身世帯があまりにも衝撃的だったため、こちらは順調に貯蓄額が増えているように見えます。

しかし、50代の中央値が300万円となっており、老後資金としてはだいぶ足りていないのでは?と思われます。

この貯蓄額には不動産が入っていないので、実態の資産としてはもう少し増えるものと思われます。

世代別の平均貯金額

2人以上の世帯の平均貯金額は以下の通りで、単位は万円です。

2023年調査_2人以上世帯の世代別平均貯金額と貯蓄額
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

2人以上の世帯では、単身世帯よりもイベント(特にお子さんがいる場合)も多く、リスクをとりづらいため、当然、単身世帯よりも預貯金の割合が大きくなると思ったら、そうではありませんでした!

預貯金の割合が大きくないのは、うまく資産運用ができて、金融資産が大きくなったからでしょうかね。

単純にダブルインカムが当たり前になった結果、余裕資金が増えただけなのかもしれませんが。。。

独身よりも家族がいるほうが、金融リテラシーが高く、貯蓄もしっかりできているように感じます。

それでは、みんながどのぐらい貯金しているのか?を確認しておきましょう。

手取り収入(ボーナス含む)の何%を貯金に回しているのか?を20代、30代、40代、50代の世代別にグラフにしたものがこちらです。

2023年調査_単身世帯と2人以上世帯の世代別_収入に対する貯金割合
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より

20代、30代の単身世帯は、20%近くを貯金しているのは意外な結果でした。いまだに年功序列の日本社会では、40代、50代のほうが貯蓄できそうなものですが、徐々に生活レベルが上がって貯金出来なくなってしまうんですかね。

2人以上の世帯については、晩婚化が進んでいることもあり、子供も遅くなったり、不動産購入などを考えると、40代、50代での貯蓄が難しくなるのは想像できます。

皆さんは同世代と比較して貯蓄できている割合はどうでしたか?単身世帯の管理人「なおた」は45%を超えております!


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