FIRE後の暮らし方

FIRE後の地方都市移住おすすめ比較|家賃と交通で現実的に住みやすい街を選ぶ

2022年7月19日

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FIRE後の地方都市移住を家賃と交通で比較する記事のサムネイル画像

地方移住を考えるとき、つい「家賃が安い街」を探したくなります。
私自身もFIRE後の移住先を考えたとき、家賃はかなり重視しました。

実際に検討してみると、安い家賃だけでは住む場所は決まりません。
家賃が低くても、車がほぼ必須だったり、駅周辺で生活しにくかったり、そもそも条件に合う賃貸物件が少なかったりすると、FIRE後の暮らしとしては現実的ではないからです。

そこで今回は、地方都市移住の中でも、「家賃・交通・生活利便性のバランスが良く、車なし、または車への依存を抑えて暮らしやすい街」という視点で比較しました。


この記事は、国内のおすすめ移住先を広く紹介するランキング記事ではありません。
FIRE後に地方都市へ住むなら、どの街が現実的な候補になりやすいのかを、できるだけ再現性のある条件で整理する記事です。

具体的には、まず人口条件で候補都市を絞り、そのうえで次の点を見ながら、地方都市として比較する価値がある街を整理しました。

ポイント

  • 築浅1LDK・2LDKの賃貸供給
  • 公共交通の使いやすさ
  • 日常生活のしやすさ

ただ、最終的には家賃や交通だけでは決めきれない部分もあります。
趣味との相性、気候、自分にとっての日常の心地よさまで含めて見たほうが、実際の移住先選びでは後悔しにくいと感じています。

私自身も、FIRE後の移住先を考えたとき、次の2つを絶対条件にしたうえで、
・家賃が高すぎないこと
・車が必須ではないこと

趣味や好きなこと、気候、交通や生活環境を見ていき、最終的に福岡市西部へ移住しました。

本記事では、こうした自分自身の移住経験も交えながら、FIRE後の地方都市移住をどう考えればよいのかを整理していきます。

FIRE後の住む場所を考えるとき、選択肢はかなり広くなります。そのまま今の街に住み続ける人もいれば、関東圏の中で家賃が低い街へ移る人もいます。思い切って地方へ移住したいと考える人もいると思います。

その中で、私が移住先として特に現実的だと感じたのが地方都市です。理由はシンプルで、家賃を下げやすい一方で、生活利便性をある程度残しやすいからです。

完全な田舎暮らしまで行くと、家賃はかなり下がる可能性があります。ただ、そのぶん車がほぼ必須になったり、日常の買い物や通院が不便になったりして、FIRE後の暮らしとしては不安が残ることもあります。一方で、大都市中心部は利便性が高い反面、家賃が高くなりやすく、固定費を大きく下げにくいです。

その中間にある地方都市は、

・家賃を抑えやすい
・それでも生活に必要な機能がある程度まとまっている

というバランスを取りやすい選択肢だと感じています。


1-1|田舎すぎず、都会すぎない街が現実的な候補になりやすい

FIRE後の住む場所を考えるとき、私は「極端すぎないこと」がかなり大事だと思っています。家賃だけを見れば、安い街はいくらでもあります。ただ、住むのは旅行ではなく日常なので、毎日の移動、買い物、病院、外食、ちょっとした用事の済ませやすさが意外と大切です。

地方都市は、家賃と利便性の意味でちょうど中間にあります。都市としての規模はあるので、スーパーや病院、飲食店、公共交通などがある程度そろっています。一方で、東京圏や大都市中心部ほど家賃が高くなりにくく、固定費を抑えやすい街も多いです。

もちろん、地方都市といっても差はかなりあります。駅周辺だけ便利な街もあれば、比較的広い範囲で暮らしやすい街もあります。

それでも、最初から候補として考える価値が高いのは、やはりこうした「田舎すぎず、都会すぎない」街だと思います。


1-2|家賃を下げつつ、生活利便性を残しやすい

FIRE後は、家賃の差が想像以上に大きな差になります。現役時代は収入で吸収できていた差でも、FIRE後は毎月の固定費としてそのまま残るからです。

たとえば、家賃が1万円違うだけでも年間では12万円差になります。生活費全体で見ると決して小さくなく、固定費としてじわじわ効いてきます。しかも家賃は一度高い水準にすると下げにくいため、最初の住む場所選びはかなり重要です。

ただし、家賃だけを優先すると失敗しやすいとも感じています。日常の買い物がしづらい、駅から遠すぎる、病院や生活施設が少ないとなると、暮らしそのものの満足度が下がりやすいからです。

地方都市の良さは、こうした家賃と生活利便性のバランスを取りやすい点にあります。

今回の記事でも、単に家賃が低い街を探すのではなく、日常生活が現実的に成り立つかを重視して見ていきます。


1-3|車なし生活を目指すなら、地方都市の中でも差が大きい

地方移住を考えるとき、家賃と並んで大きいのが車の問題です。地方は家賃が下がる一方で、車が必要になる街も多く、実際には固定費がそれほど下がらないことがあります。

車を持てば行動範囲は広がりますが、

・購入費
・維持費
・駐車場代
・保険や車検の費用

など、かなりのコストが積み上がります。

そのため、FIRE後に固定費を抑えたいなら、家賃だけでなく「車なし、または車への依存をどこまで下げられるか」も重要になります。

ここで大事なのは、地方都市ならどこでも車なしで暮らしやすいわけではないことです。公共交通が比較的強い街もあれば、駅周辺だけは便利でも少し離れるとかなり車前提になる街もあるということです。逆に、交通網そのものは強くなくても、生活圏がコンパクトで日常生活は便利な街もあります。

つまり、地方都市比較では、

  • 家賃
  • 公共交通機関
  • 生活利便性

をセットで見ないと実態が見えにくいということです。

この記事では、この点を重視して、FIRE後に地方都市へ住むならどの街が現実的な候補になりやすいのかを整理していきます。

地方都市は数が多く、印象だけで比べるとどうしても「有名な街」や「なんとなく住みやすそうな街」に引っ張られやすくなります。ただ、FIRE後の移住先を考えるなら、それだけでは決めにくいと感じています。

大事なのは、まず候補地をある程度機械的に絞ることです。そのうえで、実際に住める物件があるか、車なし生活がどこまで現実的かを見ていくほうが、比較としてもぶれにくくなります。

そこで今回は、

・最初に人口データで候補都市を絞り
・そのあとに賃貸供給や交通、生活利便性を加味

して調査対象を決める流れにしました。

この考え方で、単なる街の魅力紹介ではなく、FIRE後の住む場所として現実的かどうかを判断することができる内容としました。


2-1|最初の絞り込みは「人口規模・人口動態・年齢構成」で行った

最初の絞り込みでは、e-Statの2020年人口データをもとに、次の3条件を置きました。

  • 人口30万人以上
  • 2015年から2020年の人口増減率が-1.0%以上
  • 65歳以下割合が全国平均より高い

人口30万人以上にしたのは、商業施設、医療、交通など、日常生活の利便性をある程度維持しやすい都市に絞りたかったからです。人口が少なすぎると、家賃は下がっても、生活そのものが車前提になりやすく、今回の比較の趣旨から少し外れやすくなります。

また、人口減少が緩やかな都市を優先したのは、将来的に街の活力やサービス水準が大きく落ちにくい都市を見たかったためです。今住みやすくても、人口減少が急な街は数年後、十数年後に印象が変わる可能性があります。

65歳以下割合を見たのも同じ理由です。若い世代や現役世代が一定数いる街のほうが、日常生活の利便性や街の活気が維持されやすいと考えました。

もちろん、これだけで「住みやすい街」が決まるわけではありません。
一定の基準として、最初の候補を絞るための条件として置いています。


2-2|次に見たのは、賃貸供給と車なし生活の現実性だった

人口条件で残った都市でも、実際に住むことを考えると差がかなりあります。そこで次に重視したのが、賃貸供給と車なし生活の現実性です。

具体的には、次のような点を見ています。

  • 1LDK / 2LDKの賃貸物件がある程度あるか
  • 駅周辺や生活利便性の高いエリアに現実的な物件があるか
  • 車なし、または車への依存を抑えて生活しやすいか

地方移住の記事では、街の魅力や雰囲気が前に出やすいですが、実際には「住みたい街に住める物件があるか」がかなり重要です。印象の良い街でも、条件に合う賃貸が少なければ、現実的な候補にはなりにくいです。

また、家賃が比較的低くても、車がないと生活しにくい街であれば、FIRE後の固定費を抑えるという意味では少しずれてきます。そのため今回は、家賃だけではなく、どこまで車なし生活が現実的かもかなり重視しました。


2-3|候補地を絞る条件と、最後に住む街を決める条件は分けて考えた

今回の比較で特に大事だと感じているのは、

ココがポイント

候補地を絞る条件と、最後に住む街を決める条件は分けて考えたほうがよい

ということです。

候補地を絞る段階では、できるだけ再現性のある条件が向いています。たとえば、

  • 人口規模
  • 人口動態
  • 年齢構成
  • 賃貸供給
  • 公共交通機関
  • 生活利便性

といった条件です。

一方で、最後に住む街を決めるときは、それだけでは足りません。趣味との相性、気候、自分にとっての心地よさ、街の雰囲気など、数字では決めにくい部分もかなり大きいからです。

最初は条件で絞り、最後は自分に合うかどうかで決める、という順番が重要です。この順番で考えると、理想だけで街を選んでしまうことも避けやすくなりますし、逆に数字だけで決めて後悔することも減らしやすいと思います。

今回の記事でも、まずは地方都市を条件で整理し、そのあとで最後に何が決め手になるのかまで含めて見ていきます。

人口条件で候補都市を絞ったあと、次に見たのは「実際に住めるかどうか」です。地方都市は、人口規模や街の知名度だけでは、FIRE後の移住先としての現実性が見えにくいと感じました。

たとえば、都市としては十分な規模があっても、条件に合う賃貸物件が少なければ住み替えはしにくくなります。逆に、家賃相場だけを見ると魅力的でも、車がほぼ必須であれば、固定費全体では思ったほど下がらないこともあります。

そのため今回は、地方都市の比較を

・家賃
・公共交通
・生活利便性

の3つを中心に見ていきました。

ここで意識したのは、単に「家賃の安い街」や「便利な街」を探すことではなく、FIRE後に無理なく暮らし続けやすい街かどうかです。とくに地方移住では、家賃と交通だけでなく、日常生活がしやすいかまで見ておかないと、実際に住んでからのギャップが大きくなりやすいと思います。


3-1|家賃は「1LDK」「2LDK」で選びやすさを判定した

家賃は、単身と夫婦2人で必要な広さが変わるため、1LDKと2LDKを分けて見ました。FIRE後の地方移住では、単身なら1LDK、夫婦2人なら2LDKをひとつの基準にすると、実際の暮らしを想像しやすいからです。

また、今回は単に「最安値」ではなく、現実的に選べるかどうかを重視しました。そのため、条件に合う物件が一定数あり、実際に候補として考えやすいかどうかを見る形にしています。

地方編では、家賃の目安としておおよそ次のような基準で整理しました。

参考基準

  • 1LDKは6万円以下なら最有力で、7万円で選べる都市は有力候補になりやすい
  • 2LDKは8万円以下なら最有力で、9万円で選べる都市は有力候補になりやすい

もちろん、同じ都市でも駅距離や築年数、エリアによって条件は変わります。ただ、比較の軸としてはこのくらいの目安であり、地方都市ごとの差がかなり見えやすくなります。

実際に見ていくと、1LDKは選びやすくても、2LDKになると急に家賃が高くなる都市もありました
そのため、単身で考える場合と夫婦2人で考える場合では、見え方がかなり変わると感じています。


3-2|公共交通と生活利便性は、車なし生活のしやすさとして見た

次に見たのが、公共交通と生活利便性です。これは、地方都市でどこまで車なし生活が現実的かを見るためです。

公共交通では、地下鉄、JR、私鉄、路面電車、バスなどを見ながら、移動のしやすさをざっくり比較しました。ただ、交通網が大きいことだけを重視したわけではありません。

実際には、駅前や生活利便性の高いエリアで日常生活ができるかどうかのほうが、FIRE後の暮らしでは重要だと感じています。

そこで生活利便性については、

・スーパーやドラッグストアが近くにあるか
・病院や生活施設を使いやすいか
・徒歩や自転車、公共交通で日常生活がしやすいか

といった点を意識して見ました。

この視点で見ると、公共交通が強い都市は利便性が高いのはもちろんですが、交通網そのものはそこまで強くなくても、駅周辺や中心部で暮らすなら十分生活しやすい都市もあります。

つまり、交通の強さと暮らしやすさは、似ているようで少し違うということです。地方都市比較では、この違いを分けて見ることがかなり大事だと思います。


3-3|今回の比較では、18都市を地方編の調査対象候補とした

こうした条件で見ていくと、地方都市の候補はかなり絞られてきます。

今回、地方編で優先的に比較対象としたのは次の18都市です。

  • 札幌市
  • 仙台市
  • 浜松市
  • 名古屋市
  • 大津市
  • 京都市
  • 大阪市
  • 吹田市
  • 豊中市
  • 姫路市
  • 西宮市
  • 明石市
  • 岡山市
  • 倉敷市
  • 福岡市
  • 熊本市
  • 宮崎市

この18都市は、人口条件だけでなく、賃貸供給、公共交通、生活利便性まで含めて見たときに、比較する価値があると感じた都市です。

一方で、人口条件だけでは28都市残っていましたが、今回は優先度を下げた都市もあります。
理由はさまざまですが、

  • 条件に合う賃貸物件が少ない
  • 車なし生活の現実性がやや弱い
  • 地方都市比較としては優先順位が下がる(家賃に魅力がないなど)

といった点です。

ここで大切なのは、この18都市が「正解の街」ということではないことです。あくまで、FIRE後に地方都市へ移住するなら、現実的な候補として比較しやすい都市を整理したものです。

次は、この18都市をさらに見やすくするために、いくつかのタイプに分けて整理していきます。

地方都市を比較するとき、都市名をそのまま並べるだけでは、自分に合う候補を見つけにくいことがあります。同じ地方都市でも、家賃、交通、生活利便性のバランスはかなり違うからです。

たとえば、公共交通が強く、車なし生活との相性が良い都市もあれば、家賃は比較的抑えやすいものの、生活のしやすさはエリア差が出やすい都市もあります。また、大都市に近いことで利便性は高いものの、地方移住として見ると家賃がそれほど下がらない都市もあります。

そこで今回は、18都市をそのまま並べるのではなく、特徴が近いものをいくつかのタイプに分けて整理します。

このように、「安い街はどこか」ではなく、自分が何を優先したいかで候補を見るのも重要です。


4-1|大都市型|交通も物件供給も強く、車なし生活と相性が良い

大都市型は、交通網が比較的強く、賃貸物件の供給も多いため、地方都市の中ではかなり安定感のあるタイプです。車なし生活との相性も良く、日常生活を組み立てやすい都市が多いと感じます。

今回の候補では、札幌市、名古屋市、京都市、大阪市、広島市、福岡市あたりがこのタイプに近いです。

このタイプの特徴は、次の2点です。

ポイント

  • 公共交通が比較的強く、車なしでも生活しやすい
  • 物件数が多く、条件に合う賃貸を探しやすい

一方で、家賃は地方都市の中では高くなりやすい都市もあります。特に京都市、大阪市、名古屋市などは、利便性が高いぶん、家賃を大きく下げたい人にはやや厳しい面もあります。

それでも、地方移住したい一方で、生活利便性は大きく落としたくない人にとっては、かなり現実的な候補です。

生活環境を急に変えすぎたくない人には、まず検討しやすいタイプだと思います。


4-2|中核都市型|家賃と利便性のバランスを取りやすい

中核都市型は、大都市ほどの交通網や物件供給はないものの、家賃と生活利便性のバランスを取りやすいタイプです。地方都市比較としては、最も比較価値が高いゾーンだと思います。

今回の候補では、仙台市、浜松市、岡山市、熊本市あたりがこのタイプに入りやすいです。

このタイプは、

ポイント

  • 大都市型より家賃を抑えやすい
  • 単身や夫婦2人で暮らすには十分な利便性がある

という点が強みです。

また、街の規模が大きすぎないぶん、生活圏が比較的まとまりやすい都市もあります。そのため、大都市ほど交通網が強くなくても、実際の暮らしでは十分便利というケースがあります。一方で、都市ごとの差はかなりあります。

家賃の強さが目立つ都市もあれば、交通や生活利便性が強みの都市もあるため、ここは後半の比較結果を見ながら絞るのがよいと思います。


4-3|大都市近接型|利便性は高いが、家賃とのバランスを見たい

大都市近接型は、大都市そのものではないものの、大都市圏の利便性をかなり受けやすいタイプです。今回の候補では、吹田市、豊中市、西宮市、明石市あたりがこれに近いです。

このタイプの魅力は、交通や生活利便性の面でかなり水準が高いことです。都心部に出やすく、日常生活の不便も少ないため、暮らしやすさでは有力な候補になります。

ただし、地方移住という視点で見ると、家賃はそれほど下がらない都市もあります。特に吹田市、豊中市、西宮市あたりは、利便性が高いぶん、地方都市としては家賃が高くなりやすい印象です。

整理すると、このタイプは

ポイント

  • 利便性をかなり維持しやすい
  • その一方で、固定費は思ったほど下がらないことがある


という特徴があります。

そのため、このタイプは「地方へ移ることで固定費を大きく下げたい人」よりも、利便性をできるだけ維持しながら住環境を見直したい人に向いていると感じます。

この記事では地方都市比較が主役なので、このタイプはやや補助的な候補として見るくらいがちょうどよいと思います。


4-4|地方で現実的な選択肢型|利便性は落ちるが、家賃面で魅力がある

このタイプは、大都市型や中核都市型ほどの交通や物件供給はないものの、家賃面では魅力があり、地方移住先として比較する価値がある都市です。

今回の候補では、大津市、姫路市、倉敷市、宮崎市あたりがこのタイプに近いです。

このタイプの特徴は、次のように整理しやすいです。

ポイント

  • 家賃を抑えやすい都市が多い
  • 交通や生活利便性は都市ごとの差が出やすい

たとえば、生活自体はしやすくても、車なし生活のしやすさでは差が出ることがあります。また、家賃水準は魅力的でも、条件に合う物件があまり多くない都市もあります。

そのため、このタイプは「安いから良い」と単純には言いにくく、家賃の魅力と、実際の暮らしやすさが釣り合うかを丁寧に見たい都市群です。

大都市型よりも地方らしい住環境を感じやすい候補でもあるので、自分の生活スタイルに合うかどうかを確認しながら見るのがよいと思います。

ここまで見てきたように、地方都市は一見どこも住みやすそうに見えます。ただ、実際に比較すると、家賃、交通、生活利便性の3つがきれいにそろう都市はそれほど多くありません

まずは、地方18都市について、1LDK・2LDKの家賃目安をルール化して整理した結果を載せます。
単身なら1LDK、夫婦2人なら2LDKを前提に、どの程度の家賃で現実的に選べるかを見たものです。

チェックリスト

1LDK

  • 30㎡以上

2LDK

  • 40㎡以上

共通条件

  • 築15年以内
  • 駅徒歩15分以内
  • 管理費・共益費込み
  • マンションタイプ

地方都市18都市の1LDKと2LDKの家賃比較表
地方都市18都市の1LDK・2LDKの家賃目安を比較した表

※賃貸比較は、2026年3月時点のSUUMO検索結果をもとに確認しています。

表を見ると、1LDKでは6万〜7万円台で選べるか、2LDKでは8万〜9万円台で選べるかでかなり差が出ることがわかります。そのうえで、家賃だけでなく、交通や生活利便性まで含めて見ると、実際に有力な候補はさらに絞られてきます。


5-1|1LDKでは、6万〜7万円台で選べる都市が有力候補になりやすい

単身を想定した1LDKでは、6万円以下ならかなり安く、7万円なら十分有力、8万円になるとやや高めという見え方でした。
ざっくり整理すると、次のようになります。

  • かなり安い(6万円以下で選べる)
    →札幌市、熊本市、宮崎市
  • 有力候補(7万円で選べる)
    →仙台市、浜松市、大阪市、岡山市、広島市、福岡市
  • やや高め(8万円前後)
    →名古屋市、京都市、姫路市、明石市、倉敷市

この時点で厳しめなのは、大津市、西宮市、吹田市、豊中市です。

1LDKでは、札幌市、熊本市・宮崎市の強さが目立ち、福岡市・広島市・浜松市あたりはバランスの良い候補として見やすい印象でした。


5-2|2LDKでは、8万〜9万円台に収まるかどうかが大きな分かれ目だった

夫婦2人を想定した2LDKでは、1LDKよりも差がはっきり出ました。8万円以下ならかなり安く、9万円なら有力、10万円になるとやや慎重に見たいという水準です。

整理すると、次のようになります。

  • かなり安い(8万円以下で選べる)
    →札幌市、熊本市、宮崎市
  • 有力候補(9万円で選べる)
    →浜松市、名古屋市、姫路市、広島市、福岡市
  • やや高め(10万円前後)
    →仙台市、岡山市、倉敷市

この価格帯を超えて高くなりやすいのは、京都市、大阪市、明石市です。

単身では現実的でも、2LDKを前提とした夫婦2人になると家賃が高くなりやすい都市があるので注意しましょう。


5-3|交通が強い都市と、生活はしやすいが車前提に寄る都市は分けて見たい

地方都市比較では、家賃だけでなく、交通と生活利便性を分けて見ることも大切です。今回の比較でも、公共交通が強い都市と、生活自体はしやすいが車前提に寄りやすい都市では、かなり性格が違いました。

交通面で強い都市は、札幌市、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市です。

一方で、熊本市や岡山市は生活利便性が高くても、交通の性質は少し異なります。また、浜松市、倉敷市、宮崎市などは、生活自体はしやすくても、車なし前提ではエリア差を見たいところがあります。

見るべき点は、次の2つです。

・公共交通が強いか
・実際の日常生活が車なしで成り立つか

この2つを分けて見ると、都市ごとの違いがかなりわかりやすくなります。


5-4|家賃の安さだけでなく、日常生活が回るかまで見ないと失敗しやすい

今回の比較で改めて感じたのは、家賃の安さだけで移住先を決めるのは危ないということです。地方都市では、家賃が低いこと自体は魅力ですが、それだけでは「住みやすさ」や「実際に移住できるか」は決まりません。

特に注意したいのは、次のようなケースです。

・家賃は比較的低くても、条件に合う物件が少ない
・交通が弱く、車なし生活の現実性が低い

大津市のように、物件供給の面で弱さがある都市もあります。また、吹田市、豊中市、西宮市のように、利便性は高くても家賃が高くなりやすい都市は、固定費を下げる目的とは少しずれやすいです。

逆に、熊本市、宮崎市、札幌市は家賃面で強く、福岡市、広島市、浜松市は家賃・交通・生活利便性のバランスが良い候補として有力です。

地方都市比較では、家賃が安いかどうかではなく、無理なく物件が見つかり、暮らし続けられるかどうかを見ることが大事だと思います。

ここまで見てきたように、地方都市比較では、まず家賃、交通、生活利便性で候補を絞ることが大切です。ただ、実際に最後の1都市を決める段階になると、それだけでは決まりません。

家賃や交通は、あくまで「候補を残すための条件」です。最後に住む街を決めるときは、その場所で自分がどんな日常を送りたいかがかなり重要になります。その意味で、趣味、気候、街の雰囲気は、数字だけでは見えにくいですが、最後の決め手になりやすい要素です。


6-1|家賃と交通で候補を絞っても、最後は暮らしの相性が残る

家賃と交通を見れば、地方都市の候補はかなり絞れます。ただ、その中から実際に1つを選ぶ段階では、どうしても「暮らしの相性」が残ります。

たとえば、家賃や生活利便性が同じくらいの都市でも、

・日常の過ごしやすさ
・趣味や好きなことの距離感

はかなり違います。

この違いは、数字の比較だけでは見えにくい部分です。だからこそ、最後は「その街で自分らしく暮らせそうか」を見たほうが、移住後の満足度は高くなりやすいと思います。


6-2|釣り・登山・キャンプ・公園や緑地での過ごしやすさなど、自然系の趣味との相性を見る

自然系の趣味は、地方都市選びで差が出やすいポイントです。同じ地方都市でも、海や山に近い街もあれば、自然はあるものの、日常生活の中では少し距離がある街もあります。

見るとよいのは、次のような点です。

  • 自分の好きな自然系の趣味を無理なく続けられるか
  • 休日だけでなく、普段の生活の中でも自然に触れやすいか

たとえば、釣り、登山、キャンプ、公園や緑地で過ごすことが好きな人にとっては、そうした場所への距離感がかなり重要です。観光地として自然があるかではなく、日常の延長で楽しめるかという視点で見ると、住んだ後の満足度がかなり変わると思います。


6-3|カフェ・映画館・買い物など、施設系の過ごし方との相性を見る

自然系の趣味だけでなく、施設系の過ごし方との相性も大切です。地方都市の中には、自然との距離感は良くても、商業施設や娯楽面ではかなり差がある都市があります。

ここで見たいのは、たとえば次のような点です。

  • カフェ、映画館、商業施設などが自分にとって十分あるか
  • 街歩きや買い物を含めた日常の楽しみを持てそうか

首都圏や大都市に住んでいた人ほど、この差は感じやすいと思います。何を残したいか、何は手放してもよいかを考えると、自分に合う街が見えやすくなります。


6-4|温暖さ・冬の過ごしやすさ・花粉や黄砂など、気候も無視できない

気候は、住んでからじわじわ効いてくる要素です。旅行では気にならなくても、日常生活になると、天気や空気の影響を強く感じることがあります。

特に見ておきたいのは、次のような点です。

  • 冬の寒さや雪・日照、夏の暑さや紫外線・湿気
  • 花粉、黄砂、PM2.5など、自分にとって負担になりやすいものがあるか

FIRE後は、自宅周辺で過ごす時間や、平日の日中に外へ出る時間も増えやすいです。そのため、気候との相性は現役時代より大事になることがあります。

家賃や交通だけなら有力な街でも、気候が合わないと満足度は下がりやすいです。最後に住む街を決めるときは、この点も軽く見ないほうがよいと思います。

リタイア、セミリタイア、FIREする時に考えることや注意点

ここまで、地方都市を家賃、交通、生活利便性、趣味、気候という観点で見てきました。実際、私自身もFIRE後の移住先を考えるときは、同じような順番で候補を絞っていきました。

最初から「この街に住みたい」と感覚だけで決めたわけではありません。まずは家賃と車なし生活を重視し、そのうえで趣味や日常生活との相性を見ていった結果、最終的に福岡市西部を選びました

ここでは、私が実際に何を重視して、どうやって福岡に決めたのかを整理しておきます。


7-1|絶対条件は、家賃が高すぎないことと車が必須ではないことだった

地方移住を考えるとき、つい「家賃が安い街」を探したくなります。私自身も、FIRE後の移住先を考えたとき、まず家賃はかなり重視しました。

FIRE前の家計簿からFIRE後の支出を想定し、月20万円に加えて、年間30万〜50万円程度の特別支出を前提に考えた結果、家賃は次のような感覚を持っていました。

  • 上限は8万円
  • できれば7万円以内
  • 理想は6万円台

月20万円の生活では、家賃が1万円違うだけでも支出全体で5%の差になります。FIRE後はこの固定費差が心理面にも効いてくるため、家賃はかなり重く見ていました。

もう1つの絶対条件は、車が必須ではないことです。地方は家賃が下がっても、車が必要になる街が少なくありません。ただ、FIRE後の固定費を考えると、車の維持費はできるだけ持ちたくありませんでした。

そのため、私にとって最初の絶対条件は次の2つでした。

ポイント

  • 家賃が予算内で高すぎないこと
  • 車なし、または車への依存をかなり下げられること

この2つを満たすことが、移住先選びの出発点でした。


7-2|最初は糸島を考えていたが、実際に住める物件は多くなかった

福岡周辺で最初に惹かれていたのは糸島でした。自然が近く、雰囲気も良く、地方移住先として魅力を感じやすいエリアだと思います。

ただ、実際に賃貸を探してみると、条件に合う物件はそれほど多くありませんでした。

ここで改めて感じたのは、住みたい街に住める物件があるかは別問題だということです。

移住記事では、街の魅力や雰囲気が語られがちですが、実際に重要なのは

ポイント

  • 条件に合う賃貸物件があるか
  • 無理のない家賃で生活できるか

というかなり現実的な部分です。

理想としては糸島に惹かれていても、住める物件がなければ現実の候補にはなりません。この点は、地方都市比較で重視してきた「物件供給の現実性」とそのまま重なると感じています。


7-3|福岡市西部は、家賃・利便性・趣味の相性のバランスが良かった

最終的に福岡市西部を選んだのは、家賃と車なし生活という絶対条件を満たしたうえで、自分の趣味や好きなこととの相性が非常に良かったからです。

私の場合、相性が良いと感じたのは次のような点でした。

  • 海や山が近くため、自然がかなり近い
  • 空港アクセスが良く、旅行との相性も高い

福岡は中心部から少し離れるだけで、海釣りができる場所やきれいな砂浜、身近な自然がある環境になります。その一方で、家賃は下がりやすくなり、車なしでも生活しやすいエリアです。また、福岡空港へのアクセスも良く、国際線はアジア方面に強いことが、自分の旅行スタイルとの相性がかなり良いと感じました。

地方移住では家賃や生活コストに目が向きがちですが、自分の好きなことと街の特徴がうまく合うと、満足度はかなり変わると思います。

想定していた家賃は5万円台でしたが、実際には6万円台になりました。それでも、駅徒歩15分圏で、車なしでも今のところほとんど困っていません。普段は電動自転車がかなり便利で、どうしても車が必要なときはレンタカーやカーシェアで十分足りています。


7-4|住んで感じた満足点と、気候面での注意点

実際に住んでみて、満足度が高いのは、趣味や日常生活との距離感です。特に、自然と生活利便性のバランスにはかなり満足しています。

良かったと感じているのは、たとえば次のような点です。

  • 釣りや海辺で過ごす時間が日常の中に入りやすい
  • 地元スーパーの使いやすさや、魚・野菜の質の良さがある

きれいな砂浜が徒歩圏にあり、買い物ついでに海辺を回って散歩することもあります。釣りも、自転車で気軽に行ける距離感なので、こうした「少し行けば趣味ができる環境」はかなり価値があると感じています。

食生活の面でも、自炊中心の暮らしには合っています。徒歩圏の地元スーパーが安くて品質も良く、魚や野菜の鮮度の高さは移住して良かったと感じる点の1つです。

一方で、もちろんすべてが完璧というわけではありません。以前は川崎駅徒歩5分、築浅の分譲マンションに住んでいたため、首都圏の利便性の高さはやはり強かったと感じます。大型商業施設の便利さ、映画館や買い物のしやすさ、食材の種類の豊富さでは、首都圏のほうが圧倒的に上だと思います。

また、実際に住んで一番気になったのは気候です。特に福岡移住で注意したいのは次のような点です。

・冬の天気の悪さ
・春先の花粉、黄砂、PM2.5

冬場の天気の悪さで困っていた洗濯物は除湿機能付きサーキュレーターを導入して改善しましたが、天気が悪いので思ったよりも寒いですし、気分も若干下がります。また、私は花粉症なので、春先はかなり厳しいなと感じることがあります。

このあたりは個人差が出るところなので、実際に体感してみないとわかりませんが、福岡移住のデメリットとして理解しておくべきだと思います。

ここまで見てきたように、地方都市移住は、家賃を下げやすく、生活利便性もある程度残しやすいという強みがあります。一方で、どんな人にも合うわけではなく、向き不向きはかなりあります

特にFIRE後は、通勤を前提に住む場所を選ぶ必要がなくなるぶん、自分にとって暮らしやすいかどうかがそのまま満足度に直結しやすくなります。そのため、地方都市移住が合うかどうかも、家賃だけでなく、生活スタイルや重視するものまで含めて考えたほうがよいと思います。


8-1|住居費を下げたいが、生活利便性は大きく落としたくない人

地方都市移住が最も合いやすいのは、住居費は下げたい一方で、生活の便利さは大きく落としたくない人です。完全な田舎暮らしに振り切るほどではないが、大都市中心部の家賃は高いと感じている人には、かなり向いていると思います。

地方都市は、

・家賃を下げやすい
・それでも日常生活に必要な機能はある程度そろっている

という中間的な立ち位置にあります。そのため、固定費を抑えながらも、買い物、通院、外食、ちょっとした娯楽などを無理なく続けたい人には向いています。

FIRE後に「節約だけの生活」にしたくない人ほど、このバランスは大事になりやすいです。


8-2|単身または夫婦2人で、車依存を減らしたい人

今回の比較は、単身または夫婦2人での暮らしをかなり意識しています。そのため、地方都市移住は、まずこの層に特に合いやすいと思います。

また、地方都市比較では、家賃だけでなく、車なし生活のしやすさが大きなポイントでした。車を持たない、または必要なときだけレンタカーやカーシェアを使う生活をしたい人には、地方都市はかなり有力な候補になります。

特に合いやすいのは、次のような人です。

こんな人におすすめ

  • 単身または夫婦2人で暮らす人
  • 車の維持費をできるだけ固定費に入れたくない人

逆に、広い家が必要だったり、日常的に車移動を前提にしたい人は、今回の比較軸とは少しずれてきます。

地方都市移住は、コンパクトに暮らしたい人ほど相性が良いと思います。


8-3|趣味や気候との相性も重視して住む場所を決めたい人

地方都市移住は、家賃や交通だけでなく、趣味や気候との相性も重視したい人に向いています。むしろ、FIRE後はこの部分を大事にしたほうがよいと感じます。

たとえば、

・自然系の趣味を続けやすいか
・施設系の過ごし方が自分に合うか
・気候が自分に合っているか

といった点を大事にしたい人には、地方都市比較という考え方そのものが向いています。

家賃だけで選ぶと、住んでから「思っていた暮らしと違った」となりやすいです。そのため、FIRE後の住む場所を、生活費と日常の満足度の両方から決めたい人には、地方都市移住はかなり相性が良いと思います。


8-4|自然重視の田舎暮らしを最優先する人には合わない場合もある

一方で、地方都市移住が必ずしも合わない人もいます。特に、自然そのものに囲まれた暮らしを最優先したい人には、地方都市は少し中途半端に感じることがあるかもしれません。

地方都市は、あくまで

  • 利便性もある程度残したい
  • そのうえで家賃を下げたい

という人向けの選択肢です。

そのため、もっと静かな環境に住みたい、自然の近さを最優先したい、街の便利さはほとんど不要と考える人には、さらに地方寄りの選択肢のほうが合うと思います。また逆に、大都市の利便性や娯楽環境を強く求める人にとっては、地方都市でも物足りなさを感じることがあります。

地方都市移住は、便利さと固定費の中間を取りにいく選択肢なので、その中間が自分に合うかどうかを見極めることが大切だと思います。

ここまで見てきた内容を、家賃・交通・生活利便性で一覧にすると、地方都市ごとの違いがかなり見えやすくなります。

地方都市といっても、家賃面で魅力がある街、交通が強い街、生活利便性が高い街はそれぞれ違い、すべてがそろう都市はそれほど多くありません。

地方都市18都市の家賃・公共交通・生活利便性をまとめた比較表
地方都市18都市の家賃・公共交通・生活利便性を一覧で比較したまとめ表

表を見ると、まず大きく分かるのは次の点です。

ポイント

  • 家賃面で強い都市と、利便性は高いが家賃が高くなりやすい都市は分かれる
  • 公共交通が強い都市と、生活はしやすいが車前提に寄りやすい都市も分かれる
  • 1つの項目だけでなく、家賃・交通・生活利便性をまとめて見る必要がある

そのうえで、実際に候補を絞るときは、次の順番で考えると整理しやすいです。


9-1|まずは固定費に直結する家賃で候補を絞る

最初に決めたいのは、自分にとって無理のない家賃ラインです。地方都市比較では、ここが最も候補を絞りやすい軸になります。

見る目安は、次の通りです。

  • 単身なら、1LDKで6万〜7万円台に収まるか
  • 夫婦2人なら、2LDKで8万〜9万円台に収まるか
  • これを超えてくると、地方移住で固定費を下げる効果は小さくなりやすい

今回の比較では、熊本市、宮崎市、札幌市は家賃面でかなり安く、福岡市、広島市、浜松市はバランス型として有力でした。一方で、吹田市、豊中市、西宮市などは利便性は高いものの、家賃面では慎重に見たい候補です。


9-2|次に交通と生活利便性を見て、車の必要度を確認する

家賃の次に見たいのは、車なし、または車への依存をどこまで下げられるかです。表でも、公共交通と生活利便性は似ているようで少し違うことが見えてきます。

ここで確認したいのは、次の点です。

  • 駅周辺や生活利便エリアで日常生活ができるか
  • スーパー、病院、ドラッグストアなどを徒歩や自転車で使いやすいか
  • 公共交通が強いか、それとも生活圏がまとまっていて実用上困らないか

札幌市、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市は交通面でも比較的強い候補です。一方で、熊本市や岡山市は生活利便性が高くても、交通の性質は少し異なります。また、浜松市、倉敷市、宮崎市などは、生活自体はしやすくても、車なし前提ではエリア差を見たほうがよいと感じます。


9-3|最後に趣味・気候・街の雰囲気で決める

家賃と交通・生活利便性まで見れば、候補はかなり絞れます。ただ、最後の1都市を決めるのは、やはり自分との相性です。

最後に見たいのは、次のような点です。

  • 自分の好きなことが身近にあるか
  • 趣味が日常生活の中に自然に入りやすいか
  • 気候が自分に合っているか
  • その街の雰囲気が落ち着くか

せっかくFIREしたのであれば、ただ固定費を下げるだけでなく、好きなことが身近にある環境や、好きなことが日常に入ってくる環境で暮らしたほうが満足度は高くなりやすいです。私自身も、家賃と車なし生活を絶対条件にしたうえで、趣味や気候、日常生活との相性を見て福岡市西部を選びました。

地方都市移住では、次の順番で考えると整理しやすいと思います。

  1. まずは家賃で候補を絞る
  2. 次に交通と生活利便性を見て、車の必要度を確認する
  3. 最後に趣味・気候・街の雰囲気で決める

FIRE後の住む場所を考えるときは、家賃の安さだけで決めるのではなく、その場所で自分が続けやすい暮らしができるかまで見たほうが、後悔しにくいと思います。



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