
FIREを目指して1億円の資産を作るため、2021年5月から始めたインデックス積立投資の運用実績をブログで公開しています。
毎月の積み立てにくわえて、貯金を3年かけて徐々に投資信託へ移行しました。積み立て期間は10年以上予定していましたが、2025年1月でFIREしたため、積立投資は終了して基本的には運用のみのフェーズに入っています。
なお、人口動態や経済の強さ、投資環境などを考慮して、ほぼ米国の指数(S&P500,VTI,NSADAQ,AGG)で運用しています。
ブログ運営者の「なおた」です。金融リテラシーが全くなかった投資初心者が積み立て中心の投資でどこまで資産を増やせるのか?FIRE生活は破綻しないのか?
S&P500,VTI,NASDAQ,オルカン,AGGでの積立&運用をリアルに公開中です!
投資初心者がやってみた積立投資の資産推移 ~53ヶ月目~
積立投資53ヶ月後の結果は以下の通りです。
| 銘柄名 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益率 | 資産比率 |
| NASDAQ100インデックス | ¥21,920,706 | ¥7,080,056 | 47.7% | 29.2% |
| S&P500インデックス | ¥21,120,048 | ¥6,274,929 | 42.3% | 28.2% |
| 全米株式(VTI)インデックス | ¥7,912,787 | ¥3,762,433 | 90.7% | 10.5% |
| 全世界株式(オール・カントリー)インデックス | ¥3,382,285 | ¥1,695,991 | 100.6% | 4.5% |
| 新興国株式インデックス | ¥928,189 | ¥374,845 | 67.7% | 1.2% |
| 米国総合債券インデックス | ¥19,740,578 | ¥990,578 | 5.3% | 26.3% |
| 合計 | ¥75,004,593 | ¥20,178,832 | 36.8% | 100.0% |
全体の積立投資した資産推移と評価損益の推移は以下の通りです。

積立投資したそれぞれの指数の資産推移は以下の通りです。

10月も追加投資や取り崩し&ポートフォリオ変更なしです。10月も米国株の代表的な指数であるS&P500、NASDAQ、ダウなど、すべてがドルベースで過去最高を更新しました。また、高市政権による積極財政や日銀の上田総裁ハト派発言などもあり、為替が再び1ドル150円を超えて円安方向に進んだ結果、10月末時点の資産は過去最高を更新し、7,500万円を超えるところまできました。
相変わらず割高な株価ですが、全然調整がこないままです・・・。さらに円安も進んでいくため、生活防衛資金を突っ込むどころか、利益確定することを考えるほうが重要な状況でした。
資産が増えるのはありがたいのですが、ちょっとペースが速すぎるので調整して欲しいぐらいの気持ちです・・・。とはいえ、アノマリー的には年末に向けて株価が上がりやすいので、結局ホールドしておくだけになりそうです。


S&P500のパフォーマンスは予想に反して10月も順調最高値を更新しました。AI関連の銘柄を中心にテック企業の業績が順調で、割高な株価であってもさらに買われていくという流れです。為替は高市政権の積極財政と日銀の利上げが遠のいたことで150円を超えて153~4円まで円安になりました。
今年はドルが弱いためこの程度の円安でとどまっていますが、いずれはドルが強くなるターンが来ますので、その時はどうなってしまうのか今から心配になります。
積極財政&日銀ハト派と受け取られ、市場は素直に反応して円が売られています。インフレが止まらず、実質賃金も9ヶ月連続でマイナスになり、どう考えても貯金での資産形成は厳しい状況が続きそうです。。。
10月の米国株式市場について
10月のS&P500のヒートマップは以下の通りです。

10月もS&P500は最高値を更新しましたが、AI銘柄を中心にビッグテックが指数を引っ張った格好となります。AI関連企業は業績が良く、また設備投資も非常に積極的であり、AIバブルはより明確になってきている感じがあります。
ただ、バブルがはじける雰囲気よりもさらに膨らんでいく段階にあるようにも感じられますので、しばらくは大丈夫な気はしています。
引き続き10%程度の調整はあるでしょうが、20%を超えるような暴落はなさそうです。株価の急上昇があると怪しいところですが・・・。
S&P500のEPS予想
ファクトセットのS&P500のEPS予測は以下の通りです。


10月も上昇トレンドが崩れてはいなさそうです。9月末時点同様、引き続き2025年度は約10%、2026年度は約13%利益が伸びていく予想となっているため、どこかで調整はあるものの暴落は考えにくい状況が続きそうです。
市場はこの上昇トレンドが継続していくと想定して株価が上がっているわけですが、AI市場に異変が起きたら一気に崩れるのは間違いないと考えています。とはいえ、AI関連銘柄の企業の業績や設備投資は良いニュースばかりなので、今のところ大丈夫そうです。
FRBの金融政策予想
10/31時点の米国政策金利の予想は以下の通りです。

9月末時点からは利下げペースが落ちる予想になっています。とはいえ、12月のFOMCで利下げする確率のほうが高い状況で、そこまで大きく後退しているというレベルではなさそうです。米国政府の閉鎖が長引いており、経済指標が一部発表されていないため、多少心配ではあるものの市場はあまり気にしていない感じです。
割高な株価であっても押し目を作らず上がっていくため、市場はかなり楽観的です。
S&P500のPER予想

10月末のPERは22.9倍で9月末からさらに上がり、直近5年間で一番高いところまできています。EPS予測が上昇トレンドとはいえ、あまりにも割高ですので、10%程度の調整は入ってもおかしくないレベルで推移していると感じます。
例年であれば年末に向けて株価は強い時期となっていますが、さすがに最高値を更新していくのは難しく、しばらくはヨコヨコしそうです。
と9月末時点では考えていましたが、10月も余裕で最高値を更新しました・・・。
年内のどこかで調整入って、高値から10%程度は落ちると思うのですが、素人予想なので外れるんでしょうね・・・。
米国株はバブルになっているのか、そうでないのか・・・気になるところではありますが、いずれ暴落する局面が来ますので、短期的な目線ではなく、長期で積立投資をすることが非常に重要です。
S&P500やオルカンの過去の株価から5年、10年、15年、20年、25年、30年と積立投資していたらどうなるか?をシミュレーションした記事がこちらにありますので、ぜひ、こちらもご覧ください。

