2021年5月からインデックス積立投資の2022/7/31の資産額を結果公開中。長期インデックス積立を検討している方の参考になればありがたい。なお、最低10年以上予定している長期の積立投資なので、人口動態や経済の強さ、投資環境などなど考慮して、ほぼ米国株で積立中。
ブログ運営者の「なおた」です。投資を全く知らなかった素人がどこまで資産運用できるのか?
リアルな資産を公開します!
14ヶ月目の積立投資の資産公開
銘柄名 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益率 |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | ¥833,353 | ¥27,856 | 3.5% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ¥1,602,315 | ¥130,387 | 8.9% |
全米株式インデックス・ファンド | ¥1,545,997 | ¥70,930 | 4.8% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | ¥1,542,151 | ¥70,245 | 4.8% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | ¥534,172 | -¥19,172 | -3.5% |
合計 | ¥6,057,988 | ¥280,246 | 4.9% |
今週も米国株が強かった。一方で、ドル円が133円台前半まで落ちてきたため、資産としては小幅減。
今週は企業決算やFOMC/パウエル議長記者会見、GDPやPCEや雇用コスト指数など、盛りだくさんのイベントがありました。概ね、私の理解は以下の通りです。
- まず、企業決算はアナリスト予想を多少下回っても”直近の下落で織り込んでいたほど悪くなかった”ということで大幅な決算およびガイダンスミスをした企業以外は株価が上昇
- 次にFOMC/パウエル議長記者会見は、織り込み済み&予想通りの0.75%利上げ、会見での”引き上げペースを緩めることが適切になる可能性が高い”という発言でハト派として受け取られた
- 経済指標は全体的に悪かったためリセッションが近づいていると思われるが、最近の原油やコモディティ価格からインフレが落ち着く期待とパウエル議長の記者会見のコメントから、利下げが意識され始めた(FEDwatchからは来年には利下げを織り込んでいる)
先週から米国株は底打ちしたという意見がありましたが、今週はさらにその意見が強くなったように感じます。ただ、私はそう思えておらず、下落トレンドの中のブルトラップということではないかと考えます。(短期資金を入れるのはやめました)
米国のインフレ率は高い状態であり、パウエル議長の会見にあった通り”データ次第”では、まだまだ利上げしていくでしょうし、6月から始まった上限475億ドルのQTが9月から上限950億ドル(2017年のQTは最終的に500憶ドルなので倍近い)ということを考えると、大きなトレンドは何ら変わっておらず、7/27のパウエル議長の会見を都合よく取りすぎて一時的に株価が上昇しているのではないかと思う。
そして何より企業業績です。今週のFactSetを確認すると、
S&P500の企業の56%のうち、73%が予想を上回るEPSを報告しているが、5年間の平均である77%を下回っています。全体として、企業は予想を3.1%上回る収益を報告していますが、5年間の平均である 8.8% を下回っています。
ということで、先週に続き、全体感としてやはり景気減速しているのがわかります。
また、経済指標も景気減速とインフレが収まっていないことが見えてくるような結果に見えます。
26日:新築住宅販売数 予想:66.0万件 結果:59.0万件
28日:4-6月GDP 予想:0.5% 結果:-0.9%
29日:6月個人消費支出 予想:4.7% 結果:4.8%
4-6月雇用コスト指数 予想:1.2% 結果:1.3%
来週のポイント
来週も重要な経済指標がたくさん出てきます。特に以下指標はチェックして、景気減速もしくは後退、インフレが収まりそうかは見ておくべきかと思います。パウエル議長も"データ次第"とおっしゃってますし。
1日:ISM製造業景況指数
3日:ISM非製造業景況指数
5日:雇用統計(特に平均時給と失業率)
これに加えて、FOMCメンバーの発言も出てくるのでこちらにも注目したいと思います。FOMCをハト派と受け止めた市場に対して、どこまでタカ派発言が飛び出してくるのかで、米国債の金利上昇、株価下落という流れになるのではないかと考えています。
経済指標悪化、ハト派発言が出てきたら、大至急、短期資金を投入したいところではあります。ただ、米経済後退とハト派による米国債金利低下を織り込むことになるとドル円も落ちてくることが想定されるので、大変難しい局面になりそうです。
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