
FIREを目指して1億円の資産を作るため、2021年5月から始めたインデックス積立投資の運用実績をブログで公開しています。
毎月の積み立てにくわえて、貯金を3年かけて徐々に投資信託へ移行しました。積み立て期間は10年以上予定していましたが、2025年1月でFIREしたため、積立投資は終了して基本的には運用のみのフェーズに入っています。
なお、人口動態や経済の強さ、投資環境などを考慮して、ほぼ米国の指数(S&P500,VTI,NSADAQ,AGG)で運用しています。
ブログ運営者の「なおた」です。金融リテラシーが全くなかった投資初心者が積み立て中心の投資でどこまで資産を増やせるのか?FIRE生活は破綻しないのか?
S&P500,VTI,NASDAQ,オルカン,AGGでの積立&運用をリアルに公開中です!
投資初心者がやってみた積立投資の資産推移 ~52ヶ月目~
積立投資52ヶ月後の結果は以下の通りです。
銘柄名 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益率 | 資産比率 |
NASDAQ100インデックス | ¥20,254,517 | ¥5,413,867 | 36.5% | 28.7% |
S&P500インデックス | ¥19,911,234 | ¥5,066,202 | 34.1% | 28.2% |
全米株式(VTI)インデックス | ¥7,487,990 | ¥3,337,636 | 80.4% | 10.6% |
全世界株式(オール・カントリー)インデックス | ¥3,183,586 | ¥1,497,292 | 88.8% | 4.5% |
新興国株式インデックス | ¥851,200 | ¥297,856 | 53.8% | 1.2% |
米国総合債券インデックス | ¥18,962,958 | ¥212,958 | 1.1% | 26.8% |
合計 | ¥70,651,485 | ¥15,825,811 | 28.9% | 100.0% |
全体の積立投資した資産推移と評価損益の推移は以下の通りです。

積立投資したそれぞれの指数の資産推移は以下の通りです。

9月も追加投資や取り崩し&ポートフォリオ変更なしです。8月に続いて9月も米国株の代表的な指数であるS&P500、NASDAQ、ダウなど、すべてがドルベースで過去最高を更新しました。為替は1ドル148円前後で安定しており、9月末時点の資産は過去最高を更新し、7,000万円を超えるところまできました。
”割高な株価&経済指標も若干弱いため、9月のレイバーデーで雰囲気が変わって調整する”と考えていたものの、たいした押し目もなく最高値を連日更新していくという非常に強い9月の相場でした。
9月で大きな調整が入ったら、生活防衛資金を突っ込めるか?と心配していましたが、そんなタイミングは来ませんでした・・・。SNSの株インフルエンサーや素人が考えることは全然あてにならないですね。


S&P500のパフォーマンスは予想に反して9月も順調最高値を更新しました。為替は一時150円台に近付く場面もありましたが、引き続き日銀が利上げのスタンスとなっているため、円安方向には動き過ぎずという感じです。
本記事執筆中に自民党の総裁選挙で積極財政派である高市氏が勝利したため、これから円安方向に進んでいくことになると予想されます。
インフレしている中で積極財政では、さらにインフレを悪化させることになるため、日銀が利上げできるかどうか?が非常に大切になってくると考えています。利上げが遅れればインフレが止まらなくなって、恐ろしいことになりそうです・・・。
9月の米国株式市場について
9月のS&P500のヒートマップは以下の通りです。

8月に続いて9月もS&P500は最高値を更新しました。8月末時点でPERが22.4倍と割高&9月のレイバーデーで雰囲気一遍となりそうなところでしたが、そんなものお構いなしで、悪いニュースも利下げを後押しする良いニュースとして捉えられて株価は上がっていきました。
ただし、ヒートマップを見てもわかる通り、大手のAI銘柄が明らかに強く市場を引っ張っているため、これがAIバブルなのか?いつバブルがはじけるのか?を意識させられる結果になっています。
バブル気味ではありますが、今のことろAI関連銘柄の業績が非常に良いので大丈夫そうではあります。
S&P500のEPS予想
ファクトセットのS&P500のEPS予測は以下の通りです。


9月中旬にEPS予想が一瞬ガクッと落ちましたが、上昇トレンドが崩れてはいなさそうです。8月末時点同様、引き続き2025年度は約10%、2026年度は約13%利益が伸びていく予想となっているため、どこかで調整はあるものの暴落は考えにくい状況が続きそうです。
市場はこの上昇トレンドが継続していくと想定して株価が上がっているわけですが、AI市場に異変が起きたら一気に崩れそうな気がしていますので、AI関連銘柄の企業業績には注意しておく必要がありそうです。もちろん、トランプ関税も怖いところではありますが・・・。
FRBの金融政策予想
9/30時点の米国政策金利の予想は以下の通りです。

9月は予定通り利下げとなりました。市場は、さらに10月、12月のFOMCで利下げは織り込んでいる状況です。程よく米国の経済指標が悪化してきているため順調に利下げが期待できる感じがあり、引き続き、市場は大きな景気後退は避けられると考えていると思われます。
米国のインフレ率に対して、これだけ高金利が続いていると景気後退していてもおかしくはなりはずですが、タイミングよくAIバブルが来てくれたため、良い感じになっていますかね。
S&P500のPER予想

9月末のPERは22.8倍となっており、直近5年間で一番高いところまできています。EPS予測が上昇トレンドとはいえ、あまりにも割高ですので、10%程度の調整は入ってもおかしくないレベルで推移しています。
例年であれば年末に向けて株価は強い時期となっていますが、さすがに最高値を更新していくのは難しく、しばらくはヨコヨコしそうです。
ここからさらに高値を更新していくと、さすがにバブル真っ只中と言わざるを得ないので、多少調整してくれたほうが安心できますね・・・。
米国株はバブルになっているのか、そうでないのか・・・気になるところではありますが、短期的な目線ではなく、長期で積立投資をすることが非常に重要です。
S&P500やオルカンの過去の株価から5年、10年、15年、20年、25年、30年と積立投資していたらどうなるか?をシミュレーションした記事がこちらにありますので、ぜひ、こちらもご覧ください。