
FIREを目指して1億円の資産を作るため、2021年5月から始めたインデックス積立投資の運用実績をブログで公開しています。
毎月の積み立てにくわえて、貯金を3年かけて徐々に投資信託へ移行しました。積み立て期間は10年以上予定していましたが、2025年1月でFIREしたため、積立投資は終了して基本的には運用のみのフェーズに入っています。
なお、人口動態や経済の強さ、投資環境などを考慮して、ほぼ米国の指数(S&P500,VTI,NSADAQ,AGG)で運用しています。
ブログ運営者の「なおた」です。金融リテラシーが全くなかった投資初心者が積み立て中心の投資でどこまで資産を増やせるのか?FIRE生活は破綻しないのか?
S&P500,VTI,NASDAQ,オルカン,AGGでの積立&運用をリアルに公開中です!
投資初心者がやってみた積立投資の資産推移 ~47ヶ月目~
積立投資47ヶ月後の結果は以下の通りです。
銘柄名 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益率 | 資産比率 |
NASDAQ100インデックス | ¥15,938,128 | ¥1,097,478 | 7.4% | 26.6% |
S&P500インデックス | ¥16,352,436 | ¥1,507,789 | 10.2% | 27.3% |
全米株式(VTI)インデックス | ¥6,139,125 | ¥1,988,771 | 47.9% | 10.3% |
全世界株式(オール・カントリー)インデックス | ¥2,639,727 | ¥953,433 | 56.5% | 4.4% |
新興国株式インデックス | ¥683,570 | ¥130,226 | 23.5% | 1.1% |
米国総合債券インデックス | ¥18,057,886 | -¥692,114 | -3.7% | 30.2% |
合計 | ¥59,810,872 | ¥4,985,583 | 9.1% | 100.0% |
全体の積立投資した資産推移と評価損益の推移は以下の通りです。

積立投資したそれぞれの指数の資産推移は以下の通りです。

4月も取り崩しはしておらず、追加投資は余っていたポイントの6万円分をS&P500へ。それでも3月から資産は80万円ほどマイナスになり、ついに運用資産が6000万円を切ってしまいました。
とはいえ、トランプ関税ショックで株、債券ともに急落して、一時5400万円前半まで運用資産が減ってしまったものの、月末に向かって回復してきた状況ではあります。


あらためて、年初来のS&P500とドル円のパフォーマンスを見てみると、S&P500は4月前半に急落したものの、4月後半には大きく回復して-3.3%程度で留まっています。一方、ドル円は下落トレンドのままで年初来-8.7%となっており、米国に投資している管理人としては、資産減少の影響が非常に大きい状況です。
大きな流れとしてFRBは利下げ、日銀は利上げの方向だと思われますが、米国経済は好調、日銀は利上げ見送りと植田総裁のハト派発言もあり、しばらくは140~145円あたりをうろうろしていくでしょうか。
だいぶ円高方向に動いてきましたが、トランプ関税の影響が出てからどうなっていくのか?が見えないため、しばらくは様子見でしょうか。
4月の米国株式市場について
4月のS&P500のヒートマップは以下の通りです。

4月は想定以上のトランプ関税で前半に急落したS&P500ですが、交渉のための猶予期間なども発表され、後半には株価がかなり回復しました。また、4月の決算も概ね順調な決算となっているものの、エネルギーやヘルスケアセクターは弱く、巨大テック企業も勝敗が分かれている状況です。
当初発表されたトランプ関税からはだいぶ軟化したものの、いまだ「関税がどの程度になって、経済にどの程度影響するのか?」が見えていません。
引き続き、トランプ大統領の発言で株価が上下するのでしょうが、「景気後退がどの程度か?」次第ではありますので、経済指標は引き続き注視していく必要があります。
ファクトセットのS&P500のEPS予測は以下の通りです。


2025年のEPS予測がさらに下落しており、下落トレンド継続中です。4月の決算シーズンでガイダンスが弱い、もしくは見通しが立たない企業も多く、まだ下落は止まらないとは思われます。
ただし、2025、2026年と10%以上の成長が続くと予想となっているため、経済環境の不透明感はあるものの30%以上暴落するようなことはなさそうです。最高値更新はいつになることやら・・・。

インフレ率は収まりつつあるものの、米国経済の指標は強いこともあり、利下げ期待が後退しつつあります。米国債10年の金利も4.3%を維持しており、中々下がってこないことも株価にはマイナス影響です。
トランプ関税により、米国株、米国債、ドルがトリプル安になったタイミングで、トランプ大統領が猶予期間発表などに動きましたね。さすがに米国債が売られるのは気にしているようです。

4月前半の株価急落時にPERが18倍近くまで下がりましたが、後半に一気に回復して20.2倍まで戻っています。この状況で5年平均を超えてしまっているため、割高感はもちろん、景気後退があまり織り込まれていないと考えるべきでしょう。
そのうえ、2025年のEPS予想も大きく下がって、下落トレンドのままですので、5月は調整相場になりそうな気がします。
とはいえ、トランプ関税がどうなるのか?次第で上にも下にもいってしまいそうです・・・。
2025年に入ってから株価が下落して不安になっていませんか?
オルカンやS&P500、リスクをとってNASDAQ100などに積立投資している方は、結構な資産が減ってしまっていると思います。
そんな時には、「積立投資は長期で実践する」重要性を過去のシミュレーションから解説したこちらの記事をご覧ください。